仕事しない同僚への注意を怠る上司は、自身のマネジメント能力の欠如や人間関係への配慮から、部下の問題行動を見過ごしがちです。
結果として、チームの生産性が低下する可能性があります。
仕事しない同僚への対応
上司自身の姿勢
背景にある理由
同僚が仕事をしない主な原因としては以下のようなものが挙げられます。
能力不足
仕事内容や業務量が同僚の能力を超えている場合、仕事ができなくなる可能性があります。 業務知識や技術力が不足していたり、わからない箇所が聞けないなどコミュニケーション力が低すぎると、同僚が仕事に付いていけなくなるでしょう。「しない」ではなく「できない」ということですね。
モチベーションの欠如
同僚がその仕事や会社に対してモチベーションを失っている場合も、仕事をしなくなる原因となります。 会社への貢献意欲がなくなり、期待されていないと感じていれば、仕事に熱心になれなくなるかもしれません。とはいえ、モチベーションがなければ仕事をしない、というのも問題です。
メンタルヘルスの問題
うつ病やストレス障害など、メンタルヘルスの問題を抱えていると、集中力が低下して仕事ができなくなる可能性があります。 プライベートでの悩みや傷病を抱えていると、仕事に専念できなくなるでしょう。
怠惰な性格
このケースは最悪です。一部の人は単に怠け者で、面倒くさがりな性格のために仕事をしたがらない傾向にあります。 自分本位の考え方をしているため、周りへの迷惑を考えずに仕事を避けてしまうのです。なるべく働かずに給料をもらいたい、と考えていればできるだけ仕事をしないという態度になっていきます。
人間関係のストレス
上司や同僚との人間関係でストレスを感じている場合も、仕事がうまくできなくなる要因になり得ます。 注意されることを嫌がったり、相性が悪かったりすると、仕事に支障が出るかもしれません。
仕事しない同僚を注意しない上司とのコミュニケーションを円滑にするには、以下のようなアプローチが有効でしょう。
率直に上司に現状の問題点を伝える
上司に対して、同僚への指導を求める
上司の対応が不十分な場合は、上層部に状況を報告する
上司への働きかけでも改善がない場合は、エスカレーションが必要です。通常は「頭超え」と言われて好ましくないとされますが、目に余るような場合は仕方ないでしょう。
ただし、会社としては仕事ができない、しない社員もどうにか働ける方法を見つけて利益を出すのがミッションでもあります。水面下で、上司がどうにか問題社員をうまく使える方法を探っているという可能性もあるんですよね。少なくとも、他の社員が見ている前であからさまに注意・叱責をするのは良い方法ではないと考えられます。
上司とのコミュニケーションを最低限にし、同僚を気にしないようにする
仕事をしない同僚の存在は腹が立ちますが、日本の会社は簡単に社員をクビにできないので、ある意味しょうがない側面もあります。仕事をしない人間にあれこれ手をかけて指導するよりも、放置しておいたほうが全体としてのパフォーマンスは良い、というケースもあります。
あなたが取るべき態度としては、仕事をしない同僚のしわ寄せを押し付けられないように立ち回ったり、上司への関わりを最低限にすることでしょうか。