「どーいう求人があるんだろう?」
「やっぱ、転職先は同じSE業界かなぁ…」
と考えて、求人情報をあたってみました。
大手企業だと、公式サイトに中途採用のページがありますよね。
私は、派遣されて行ったことがある企業や、一緒に仕事をしたことがある企業の採用情報を見てみました。
経験者採用 | 採用情報 | NTTデータ
SIの大手、NTTデータ。でっかい規模のプロジェクトを主導しているイメージ。新しいビジネスモデルをシステム化する、みたいな面白そうな仕事が多いイメージでした。
ただ、仕事はハードで、派遣として参加したプロジェクトで「これは30代で確実にハゲる」と思いました。常に大きな、新しいものに取り組んでいるイメージ。
新卒採用:採用・インターンシップ:日立
巨大メーカー、日立製作所。日立システムズというグループ会社があります。SIerではありますが、組み合わせる製品はできるだけ日立製のもの、という暗黙のシバリがあったように思います。
謎の日立用語が飛び交い、独特な感じ。私の参加したチームは、「上司の言うことは絶対」みたいな、古い時代の人間関係のようなものを感じました。
アクセンチュア 採用情報
コンサルティングを行っている会社。官公庁系のプロジェクトで少し絡みました。
お客さんと組んでRFP(提案依頼書)を作り、コンペを勝ち抜いてきたSIerと組む感じ。
コンサルタントの単価は、リーダークラスのSEと比べても倍近くてスゲーと思いました。
だけど、そのぶん働く時間も半端無くて、どんなおかしな時間にメールしても、返信が返ってくるのが恐怖でした。
ただ、上記のような大手は、積極的に人を増やす気はなさそうでした。
ある程度仕事のできる外注会社(=派遣社員)とプロジェクトごとに契約するという形が多かったようです。
他にも、求人サイトで実際の求人をチェックしたりしました。
最終的に、私は転職エージェントを使って転職先を探しました。
「給料高くて、仕事はそこそこ楽なとこ」というナメた条件で転職先を探していた私。
転職エージェントのカウンセリング(面談)中、
「そんな求人は、ないかもですね…」
と諭されました。
「給料高くて、仕事がきついところ」
「給料安くて、仕事がきついところ」
の2択なのだと。(と、やんわりと)
当時の会社は「給料安い、仕事きつい」という、割にあわない会社でした。
私は覚悟を決めて、「給料高いけど、きつそうなところ」を絞りこみました。
履歴書の書き方をエージェントに指導してもらいました。
履歴書なんか、テンプレを適当に穴埋めして、ピャッと出せばいいんでしょ?
実は、人事担当者の「見るポイント」というのがあって、面接まで行っても、履歴書の書き方で落とされたというケースも少なくないのだとか。
ここは、がんばってオリジナル感を出そうとせず、指導いただいた通りに作りました。
「大手で楽して働きたい」と思ってた私が選んだのは・・・?
「忙しそうな中堅会社」でした。
書類選考が通ったら、転職候補の会社との面接です。
私が使った転職エージェントでは、担当コーディネーターという人が、面談の対策と予行演習をやってくれました。
「もし、面接でうまく喋れなかったら言ってください」
なんと、後から転職エージェントの方から企業にフォローを入れてくれるというんです。
まー、それがどの程度の威力があるのかはわかりませんでした。
でも、気が軽くなったのを覚えています。
「ちょっとくらい面接で失敗してもOKなんだな」
そういうスタンスで臨んだのが良かったのかも知れません。
結局3社受けて、3社とも内定もらいました。
私ってすごく優秀な人だったのではっ!?
と一瞬思いました。いや、受かりそうな会社をコーディネーターが奨めてくれたんでしょう。
内定通知書をもらって、「内定承諾書」を返信すれば、転職先確定です。
でも、ここで失敗がひとつ。
「内定もらってから、当時の会社に退職の意思を伝えよう」
と思っていた私。
社内規定も確認して、「退職の1ヶ月前に上司に伝えればOK」だと思っていました。
それがもー、もめるもめる。
「いきなり、そんなこと言われても困るよ!」
って言われました。
まー、この上司が、形式上だけの上司で、派遣先に出てる私は、会うのが2回め。
心のなかで「誰なんだお前」とつぶやきながら、「すみません、退職したいんです」と繰り返します。
だいたいこの会社は!
有給取ろうとすると、すっごい圧力かけてくるし、有給とった日に、フツーに質問の電話かけてくるし、エラソーに言ってくる上司は、会うの2回めだし、ああ、なんだかグチが止まらない。
一応、上司の言いたいこともわかります。
急に人が抜けたら、どうしたいいの!オマエが辞めずに続ければ、余計なこと考えなくていいのに!毎日忙しいのに、悩みを増やさないでくれよ!
2ヶ月前に伝えればよかったのか?
そうすると退職を伝えたけど、転職先が決まらなかった場合、すっごい気まずいしなぁ…
ベストのタイミングがいつだったのか、今もわからないままです。
ただ、ひとつ言えるのは、
「あのとき、嫌な顔されよーが、退職の意志を伝えて本当に良かった」
ということです。
とにかく、内定承諾書を送って、転職準備は完了!
ちなみに退職は、「退職を申し出て、2週間を経過すれば雇用は終了する」と法律で決められています。
会うのが3回めの上司から「お別れ会をします」という提案。
当然のように、「忙しい皆様の時間を奪うわけには」と、断りました。
引き継ぎも終わらせ、いよいよ退職日。
社員証と、入社以来つけたことのない「会社のバッジ」を返却。
以下の書類を受け取りました。
会社に預けていた場合は、上記に加えて年金手帳も返してもらうんですね。
私の場合、年金手帳は自宅に保管していました。
私は、退職時に上司ともめたので、
「アイツ、嫌がらせで離職票送ってこなかったりするかも…?」
と、ちょっと心配になりました。
でも、そんなことはなく無事受け取れました。
私の場合は、郵送ではなく、会社の1Fロビーに行って、総務部の課長さんから、手渡しで書類をもらいました。
なお、本気で会社が嫌がらせをして離職票を送ってこない場合は、
ハローワークに相談して、会社に連絡してもらえば、わりとスッと出てくるそうです。
私の場合、初めての転職にビビリまくっていました。
転職失敗して、今の会社に土下座して再入社させてもらう不吉な未来が、頭から離れなかったです。
また、ノーテンキすぎる未来をポケーと想像していました。ひどい幻想、ひどい甘え。
でも、担当のコーディネーターさんに色々教えてもらったので、かなーり安心して転職にトライできました。
もしあなたが、転職したいけど何もわからなくて不安…という場合は、転職エージェントのサービス利用すると良いですよ。
こちら、私が検討した転職エージェントをまとめてみました。
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