pythonのzipfileの作成と解凍
Pythonのzipfileモジュールは、ZIP形式のファイルの作成、読み書き、追記、書庫内のファイル一覧の作成を行うためのモジュールです。
python zipfileモジュールの基本的な使い方
ZIP形式は、データ圧縮後のファイルを指し、拡張子は「. Zip」が使われます。1つまたは複数のファイルをまとめて圧縮することで、データの質を保ったままサイズを小さくできます。圧縮前よりも早く転送でき、大容量のデータの移動を容易にします。
zipfileモジュールの使い方は、以下のとおりです。
1. ファイルを圧縮する
import zipfile
# ファイルを圧縮する
with zipfile.ZipFile("compressed.zip", "w") as zip_file:
zip_file.write("file1.txt")
zip_file.write("file2.txt")
このコードは、2つのファイルを圧縮して、”compressed.zip”というファイルを作成します。
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2. ファイルを解凍する
import zipfile
# ファイルを解凍する
with zipfile.ZipFile("compressed.zip", "r") as zip_file:
zip_file.extractall("extracted")
このコードは、”compressed.zip”というファイルを解凍して、”extracted”というディレクトリにファイルを展開します。
3. 書庫内のファイル一覧を取得する
import zipfile
# 書庫内のファイル一覧を取得する
with zipfile.ZipFile("compressed.zip", "r") as zip_file:
for file in zip_file.namelist():
print(file)
このコードは、”compressed.zip”という書庫内のファイル一覧を取得して、出力します。
zipfileモジュールは、ファイルの圧縮や解凍、書庫内のファイル一覧の取得など、さまざまな処理を行うことができます。ゲーム開発やデータ分析など、さまざまな場面で利用できます。
python zipfileモジュールで使える属性・メソッド
Pythonのzipfileモジュールで使える属性・メソッドは、以下のとおりです。
属性
- namelist()：書庫内のファイル一覧を取得する
- infolist()：書庫内のファイル情報を取得する
- filename()：ファイル名を取得する
- external_attr()：ファイルの外部属性を取得する
- compress_type()：圧縮形式を取得する
- comment()：コメントを取得する
- mode()：ファイルモードを取得する
- size()：ファイルサイズを取得する
- compress_size()：圧縮後のサイズを取得する
メソッド
- close()：ZipFileオブジェクトを閉じる
- extractall()：書庫内のファイルを解凍する
- extract(member, path=”.”)：指定したファイルを解凍する
- writestr(name, data)：ファイルを追加する
- write(filename)：ファイルを追加する
- setpassword(password)：パスワードを設定・変更する
- getinfo(filename)：ファイル情報を取得する
- setinfo(filename, zipinfo)：ファイル情報を設定する
- namelist()：書庫内のファイル一覧を取得する
- infolist()：書庫内のファイル情報を取得する