ubuntuのインストール Linuxの入手方法

Ubuntuの新バージョンをいじってみたいけど、手元に検証用マシンがないなー、ってときに使える方法。

Googleのクラウド環境、Google Cloud Platform(GCP)を使います。

  • 有料サービスですが、1年限定で、最初に300ドル分の無料枠あり。
  • 期間終了後、最小CPU構成のVMマシン1台分を永久無料で使える。
  • 有料CPUを使っても、1週間100円~200円ぐらい。(重い処理を動かさなければ)

というわけで、クラウドでサクッとUbuntu触ってみたい!という場合には使えると思います。

Google Cloud Platformに会員登録しておいてください。

https://console.cloud.google.com/

ubuntuのインストール / GCPでUbuntuを使う手順

GCPでUbuntuプロジェクトを作成

GCPでUbuntuプロジェクトを作成
GCPで、新しいプロジェクトを作成しましょう。

Google Cloud Platformと表示されている右に、現在のプロジェクト名が表示されてます。

プロジェクト名をクリックすると、「プロジェクトの選択」ウインドウが表示されるので、「新しいプロジェクト」をクリック

プロジェクト名を入力して、作成ボタンをクリックします。

「Google Clooud Platform」横をクリックして、新しく作ったプロジェクトに切り替えます。

UbuntuのVMイメージを指定してインスタンス起動

UbuntuのVMイメージを指定してインスタンス起動

「Compute Engine」→「イメージ」を選択

イメージ選択画面が表示されるので、検索窓に「ubuntu」と入力してenterキーを押します。
ubuntu19.10のイメージ「ubuntu-1910-eoan-v20191114」をクリックします。

イメージの詳細画面に切り替わります。「インスタンスを作成」をクリックします。

インスタンス作成画面に切り替わります。仮想マシンのマシンタイプとディスクの容量を設定しましょう。

マシンタイプのプルダウンメニューをクリックします。「f1-micro vCPUx1 メモリ614MB」を選択します。

ブートディスクの「変更」をクリックします。「サイズ(GB)」の箇所を20に変更します。

「インスタンスの作成」画面に戻ってきます。右上を見ると、1ヶ月の利用料金予測が表示されています。

最小の構成「f1-micro」は、1ヶ月につき720時間分が無料です。また、GCP使いはじめは300ドル分が無料なので、あまり料金を気にせずガンガン使って良いでしょう。

「お支払い」情報を設定して、クレジットカードを登録しない限り、課金されることはありません。

画面下の「作成」ボタンをクリックします。

UbuntuのVMインスタンスにSSH接続

UbuntuのVMインスタンスにSSH接続

10秒ほどでインスタンスが起動します。(緑色のチェックマーク)がついていることを確認しましょう。「接続」のところにある「SSH」をクリックします。

あたらしくブラウザが開きます。この画面でSSH接続のターミナルが開いて操作が可能になります。

なるはずですが、今回は何かがおかしい…。接続に失敗して、リトライが発生しています。

シリアルコンソール出力を確認してみましょう。

VMインスタンス画面の、インスタンス名をクリックします。

VMインスタンスの詳細画面が表示されます。ログ→シリアルポート1(コンソール)をクリックします。

コンソールログが表示されました。

とくに、エラーらしきものはでていませんでした。最終的にはタイムアウト。

その後、何度か試したのですがSSH接続できませんでした。うーん、VMイメージの不具合?今回はとりあえず、一つ前のバージョン、ubuntu19.04を試してみることにします。

UbuntuのVMインスタンスを削除

UbuntuのVMインスタンスを削除
うまく接続できなかったVMインスタンスを削除しましょう。停止でも良いのですが、停止だけして放置すると、ディスク使用料金だけが累積していきます。

VMインスタンス画面で、削除したいインスタンスにチェックを入れ、ごみ箱アイコンの「削除」を選択します。ゴミ箱アイコンが表示されていない場合は「3点アイコン」をクリックすると表示されます。

起動中のインスタンスに「削除」をおこなうと、停止した上で削除をおこなってくれます。

停止には、1分ほど時間がかかります。

停止が完了する前に、別のインスタンスを起動することも可能。いや便利便利。

新しく、「ubuntu1904」のイメージを作ってインスタンスを起動します。新しく起動したインスタンスの「SSH」をクリックします。

SSH接続のウインドウが起動し、ターミナルが使える状態になりました。

ログイン操作なしでこの画面が出てくるのですが、どういうことなのかな…。

一般権限のユーザで操作できるのですが、「sudo」でroot権限の操作が可能です。